ゆっき*です。
英語上達したいなー。けど、
勉強とかやる前に目標とか決めた方がいい?
- 目標がないけど勉強してる・・
- 目標設定の方法って?
- 目標の書き方は?
- 目標設定の例とか知りたい
そんな悩みを解決するべく
英語学習を例に、『目標の立て方』を具体的に解説します!
ちなみに、
英語で目標は・・Goal(ゴール)と表現できます。
・目標を立てる:set a goal
・目的:purpose
・英語学習の目的:the purpose of studying English
<例文>
My goal is to become fluent in English.
私の目標は英語を流暢に話せるようにすることです。
目標設定に迷っている方は
ここで紹介する方法を参考にしてみてください。
英語の勉強:目標がないけどコツコツやっている人
英語学習してるけど、
特に目標がない人にはこんなタイプも。
「なんとなく英語が読めたり、ちょっと会話できたりしたらいいな〜」
あまり大きな目的があるわけではないけど、
自分のペースで楽しんで英語を学んでいる人も一定数いるのです。
例えば、
- 海外ドラマや洋画は勉強になるからとりあえず字幕
- NHKなどの英語番組を好んで見てる
- 音楽は洋楽をよく聞く
- なんとなく英語アプリをよくプレイする
みたいな感じです。
「英語学習」に対する明確な目標がなくても、英語の学習を楽しんでいることは素晴らしいことです。
このような場合、「簡単な目標だけ立ててみる」ともっと楽しく効率的になります。
具体的には、以下のような目標を設定することをお勧めします。
- 日常生活で使える簡単な英語フレーズ中心に覚える
- 簡単な英語で会話ができるようにする(まずは、自分のこと)
- 特定のトピックについての英語を学ぶ(趣味・旅行で使える表現など)
- 特定の英単語や文法について習得する
まんべんなく学ぶのもいいですが、
例えば、「英会話が上達できたらいいな」と思うならスピーキングに特化して勉強する。
さらに、特定のトピックについて話せるように・・など一点に集中してやると効果を実感できてオススメです。
簡単でも、上記のような目標を設定し、英語学習をより効率的に進めることができます。また、目標達成の喜びを感じることで、学習に対するモチベーションも上がります。
もっと具体的な目標設定がしたい人向けには、
以下、コツと方法を紹介していきます。
目標を立てるメリットって?
目標(ゴール)を立てるメリットって何でしょう?
まず目標を設定することで、学習の方向性を明確にすることができます。
目標設定によって目的が明確になると、そこに向かって勉強するのでモチベーションも維持しやすくなるというわけです。
計画を立てれる
そして目標から逆算して学習のスケジュールやプランを立てることができます。学習計画を作成することで、日々の学習のスケジュールに沿って効率的に学習を進めることができるのです。
学習の成果を評価できる
また、目標設定をすると学習の成果を評価することもできます。「今どのくらい目標に近づいているのか」目標達成度を評価することで学習の進捗を確認することができ、どのように学習を進めるかを改善することができます。
自分の行動を評価できる
学習の進み具合だけでなく自己評価もできます。目標達成に向けての行動はできてるか?自分のアクションを評価し、自分自身に対しても責任を持つことができるのです。
以上のように目標設定は学習において非常に重要なのです。
目標設定のコツ:5つのポイント
目標設定にはいくつかのポイントがあります。
ここでは、5つのポイントに分けて説明します。
①SMART原則を使用する
SMART原則は、目標設定において重要な原則のひとつです。
SMARTとは、Specific(具体的)、Measurable(計測可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(時間限定)の略。
これらを踏まええた目標を立てることで、明確で具体的な目標を設定することができます。
②目標を分段する(大きな目標と小さな目標)
大きな目標を達成するためには、やるべきことがいくつかあるものです。
それを小さな目標とし、達成しながら進むことが大切です。
そのため、大きな目標を小さな目標に分けて、一つ一つ達成していきましょう。
英会話の上達であれば、基礎勉強・発音・英語表現・話す練習などに分けて、それらを向上させるための小さな目標を立てられます。
③アクションプランを立てる(行動計画)
目標を達成するためには、アクションプランを立てることが重要です。
アクションプランとは、目標を達成するために必要な手順を確認し、スケジュール化することで目標の達成に向けて効率的に進めることができるようにするものです。
どのように学習をするか、どのような時間を使うかなどの計画を先に立てます。
④目標の達成状況を見て評価
自分の目標の達成状況を見ることで、学習の進み具合と自分自身の弱点がわかります。
そして、計画通りに進んでいるのか?やっているけど効果は出ているのか見直すことで、どのように学習を進めるかを改善することができます。
例えば、「日常英会話を習得する」という目標の場合、
話すスピード・流暢さ・発音・語彙・文法などがどの程度上達したか?学習を進めながら時々、上達具合を評価することができます。
⑤目標設定を継続する(定期的に行う)
目標設定をすることは、一度だけではなく定期的に行うこと。
目標を達成したら、新しい目標を設定して学習を続けていくのです。目標設定を継続することで常に学習に対して意義を持ち、モチベーションを維持することができます。
目標が達成に近づくと心に余裕が出てくるかもしれません。その時には「次はこんなことしたいな」という風に新たな目標についてふわっと考えてみてもいいですね。
また、目標設定は学習に限られるものではありません。目標設定は、人生全体に渡って活かせることです。目標設定を習慣化することで、人生全体で目標を達成するためのスキルを身につけることができます。
以上が、目標設定のポイントについての説明です。
- SMART原則を使用
- 目標を大・小に分ける
- アクションプランを立てる
- 目標の達成状況を見て評価
- 目標設定を継続すること
これらのポイントを理解し、実践することで効果的な目標設定をすることができます。
目標設定の例
イメージしやすいよう、目標設定の例を2つ紹介します。
このように目標とやるべきことを書き出しておくと
何をするべきか頭の整理がつきます。
あとは自分のカレンダー・スケジュール帳などに記入して行動あるのみです。
英検1級に合格するための目標設定の例
「英検1級に合格するための目標設定の例」として
次のような目標を立てることができます。
目標:『6月に英検1級に合格し、最低でも80点以上を取る』
▼やること(行動計画)
- 毎日、単語や文法のトレーニングをする。例えば、新しい単語を10個覚える、文法のトレーニング問題を5問解く。
- 毎週、英検に出題される可能性のあるトピックをカバーする。例えば、政治、経済、文化など。
- 毎月、英検の予想問題を解いて自分のスキルを測る。
- 受験前に、英検のフォーマットに慣れるために、過去問を解く。
- 受験前に、試験形式に慣れるために、モックテストを受ける。
これらの目標を達成するためには計画を立て、毎日・毎週・毎月の進捗を確認し、努力を重ねることが重要です。
学習計画はカレンダーに書いたり、毎日終わった項目にチェックを入れていくといいですね。
英会話習得のための目標設定の例
「英会話習得のための目標設定の例」として
次のような目標を立てることができます。
目標:『8ヶ月後に簡単な英会話ができるように毎日英語を使う』
▼やること(行動計画)
- 毎日、少なくとも15分、英語のアウトプットをする。例えば、英語のテキストチャットや独り言でその日の出来事を英語で表現する。
- 毎日、新しい単語やフレーズを5個覚える。
- 週に3回、リスニング・英語フレーズを覚えるために、英語のニュースや海外ドラマを見る。
- 毎月2回、英語のスピーキングスキルを改善するために、オンライン英会話をやる。
- 目標の習得期間内に、英語の会話を流暢にするために、指定の英語の会話トピックについて自分自身で話せるようにする。
英会話の習得には、英語を話す機会を増やすことがとても大切。
実際に英語を使ってコミュニケーションをすることが一番のスキルアップにつながりますね。
次に、このような目標設定をするために役立つ方法を紹介していきます。
1、目標設定の方法:SMART原則について
ポイントを押さえたら、さっそく目標を立てていきましょう!
ここからは目標をもっと具体的にするために役立つ
SMART原則とは何か?について解説します。
SMART原則は、目標設定において使用される原則で、
目標を具体的かつ達成可能なものにするためのフレームワークとなります。
- Specific(具体的)
- Measurable(計測可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性)
- Time-bound(期限付き)
上記の5つの要素を含めた目標を立てると、
「英語が話せるようになる!」というぼんやりしたものでなく
目標が明確になって達成可能なものになります。
目標設定にSMART原則を使ってみよう!
それぞれの要素に当てはめながら、目標を設定しましょう。
- Specific(具体的)
- 目標は具体的であり、何をするのか、何を達成したいのかを明確にする。
- Measurable(計測可能)
- 目標の達成度合いを測定できるようにし、ゴールの数値や指標・テスト・目安となるものを設定すること。
- Achievable(達成可能)
- 目標は達成可能であり、必要な方法・リソースやスキルがあること。
- Relevant(関連性)
- 目標が現在の状況や環境、将来の夢に合っているかどうか。それが本当にやりたいことかを考える。
- Time-bound(期限付き)
- 目標は期限が設定されていること。
例えば、
ビジネスの例:「3か月以内に、新規顧客の獲得数を20%増加させる」
スポーツの例:「半年以内に、マラソンの5kmの走り時間を20分から18分に短縮する」
といった具体的な目標を立てられます。
SMART原則を使った:目標設定の例
イメージしやすいように例として、
SMART原則を使って目標を作ってみます。
例:「TOEICスコアを伸ばす」の場合
例えば、「TOEICスコアを伸ばす」という目標を設定する場合、
SMART原則に沿って目標を設定すると以下のようになります。
- Specific(具体的): TOEICスコアを800点以上にする
- Measurable(計測可能): 800点
- Achievable(達成可能): 定期的な学習や練習を通じて達成可能
- Relevant(関連性): 英語能力の向上、職場や学校などでの要求に応えるために必要
- Time-bound(期限付き): 6か月以内
目標:「6か月以内にTOEICスコア800点以上を取得する」
例:「英会話を上達させる」の場合
「英会話を上達させる」という目標を
SMART原則に沿って設定するならば、次のようになります。
- Specific(具体的): 英会話能力を上達させる
- Measurable(計測可能): 英会話のテスト受ける
- Achievable(達成可能): 毎日少しずつ学習し、定期的な練習を行うことで上達する
- Relevant(関連性): 英語圏に旅行したり、外国人と英語で会話できるようにしたい
- Time-bound(期限付き): 9か月以内
目標:「9か月以内に、英会話の学習をし、英会話テストで高得点を取り、外国人と英語で会話できるようにする」
目標は長い文章でも大丈夫!具体的な方がやることがわかりやすいので、とにかく書いてみましょう。
上記が、英会話を上達させるSMARTな目標になります。
2、目標達成のためのアクションプランを立てよう!(行動計画)
目標が決まったらアクションプランの作成しましょう!
「具体的に自分が何をするのか?」行動計画をするのです。
ここでは、英語学習に当てはめて考えてみます。
アクションプランの立て方は以下の通り
アクションプランの作成方法(学習計画)
- 目標を明確にする。
- 目標達成に必要なモノ・方法を決める。
- アクションステップを詳細に計画する
- スケジュールを作成し、時間を割り当てる。
- 進捗状況を定期的に確認し、調整する
アクションプランの①は、
SMART原則を使って具体的な目標を決めるところから。
目標ができたら次に必要なモノ・方法を決め、やるべきことを計画をしていきます。
以下、アクションプランの立て方を例を出して解説します。
アクションプランの作成:「初心者が英会話を上達させる」の場合
英語を話すことは、世界とのコミュニケーションを取る上で欠かせない能力です。しかし、日本では英語を話すことが苦手な人も多いです。
そこで、英語初心者が英会話を上達させるためのアクションプラン(学習計画)を上記に当てはめて作成する場合を考えます。
1、目標を明確に定義する
英会話を上達させるためには、具体的な目標を立てることが大切です。
例えば、「英語で会話をすることができるようになりたい」、「オンライン英会話で楽しく話したい」などが目標になります。目標を明確にしておくことで、努力する方向性を決めることができます。
上記のぼんやりした目標をさらに具体的にするために、目標はSMART 原則に従って設定します。
例:「6か月以内に英会話能力を向上させるために、基礎学習と会話練習をする」
2、目標達成に必要なモノ・方法を決める
目標を達成するためには、必要なリソースがあることが重要です。
英語学習には、本や教材、学習アプリ、英語の映画や音楽などがあります。また、英会話の実践練習をするなら、英語のネイティブスピーカーとの交流機会も必要です。
どのようなリソースが必要かを把握し、それらを取り入れましょう。
<例>
基礎学習:〇〇の教材
英会話フレーズ習得:海外ドラマ・英語アプリ
会話練習:週1でオンライン英会話…etc
3、アクションステップを詳細に計画する
目標を達成するためには、具体的なアクションステップが必要です。
例えば、毎日英語の新しい単語を10個覚えること、週に1回の英語の会話練習をすること、毎週末にTOEICの問題を解くことなどがアクションステップになります。
アクションステップ(やること)を詳細に計画し、
ノートやA4用紙などに書き出してみましょう。
<例>
以下のように目的を分けてから、毎日の小さい目標を立てるのがコツです。
・目標達成のための基礎学習をする:英語の基礎を学ぶために、文法や単語、発音などを学ぶための教材を使用する。本、アプリ、スクール、動画教材など。
・会話練習をする:基礎学習の後、実際に会話をすることで、会話能力を向上させる。オンライン英会話プラットフォーム、ネイティブスピーカーとのSkypeなどの会話をすることを考える。
・日常生活での使用を心がける:英語を使用する機会を増やすことで、会話能力を向上させる。例えば、外国人とのコミュニケーション、英語のニュースや映画などを見る、英語での読書などをする。
目標『〇〇』
アクションステップ(やること)
- 1日最低30分、基礎文法の復習
- 毎日英語の新しい単語を10個覚える
- 毎朝、英語ニュースを見る
- 週に1回の英語の会話練習・・・
4、スケジュールを作成し、時間を割り当てる
アクションステップを計画したらスケジュールを作成。
毎日・毎週、学習にかける時間をスケジュールに記録し、それに沿って学習時間を割り当てましょう。
カレンダー・紙などに書いて目に見えるようにしておきます。
スケジュールは1週間ごとに決めてもOK!
おおまかにやるべきことが決まったら、週末・お休みの日に1週間分(学習時間の計画)を立てるのもオススメです。
5、進捗状況を定期的に確認し、調整する
学習の進捗状況を定期的に確認し、目標に向けて適切な調整をすることが重要です。
例えば、学習のスピードが遅い場合は、学習時間を増やすなど考えます。
毎週末「どこまで進んでいるか?」を確認して調整していきましょう。
また、目標達成後にも英会話能力を維持するためにも、定期的に新たな目標を立てることをオススメします。
これらのアクションプランに従って努力を重ねることで、英語初心者も英会話能力を上達させることができるでしょう。
また、アクションプランは自分に合ったものをカスタマイズすることで、より効果的に学習することができます。
3、目標達成度の評価方法:どのくらい達成できてるか?
「目標がどのくらい達成できているのか?」について
評価する方法について紹介します。
学習途中・決めた期間やり切った後に評価してみましょう!
例えば、「6か月以内に英語での会話能力を向上させるために、基礎学習と会話練習をする」という目標の場合、
目標達成度を評価するためには、次のような方法が考えられます。
評価方法の例
- 試験やテストを受ける
- 例えば、TOEICなどの英語能力試験や、英会話スクールなどで定期的に受けるテストを使用して、英語能力のレベルを測定します。
- スコアに基づく評価をする
- 英語学習アプリなどでスコアに基づく評価を受け、自分の英語能力を測定することができます。
- 会話を録音して評価する
- 自分のことや最近の出来事について英語で話したものを録音し、発音や表現力、会話能力が向上しているかを確認することができます。
- 日常生活での使用能力を評価する
- 例えば、オンライン英会話・外国人との交流・海外旅行などで、英語を使用した際に、自分の会話能力が向上しているかを確認することができます。
以上の方法に加え、自己評価をすることで目標達成度を評価することができます。
学習を続けていけば苦手な部分・得意な部分もわかってきますので、2週間ごと、1ヶ月ごとなどで自分のレベルを把握するのも大切です。
モチベーション、やる気アップにもつながるので、定期的に自己評価をやっていきましょう!
まとめ
英語学習の目標設定は、学習の進捗を管理し、学習のモチベーションを高めるために有効です。
記事内で紹介したコツを参考にできるだけ具体的な目標を立て、行動計画をつくってスケージュールを組みましょう。
目標は具体的で、達成可能で、期間を決めて立てること。
自分が目指す具体的なゴールを明確にすることで、効率的に学習を進めることができます。
また、時々自己評価をすることも忘れずに。
学習の成果が出ているか確認しつつ、学習方法やスケジュールを改善するなど、臨機応変に対応していきましょう!